高校生1万本えんぴつ運動

ミサイルよりえんぴつを武力より教育を

高校生1万本えんぴつ運動の始まり

署名活動を開始し、初めて署名簿を国連に届けた直後の2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが起こり、その後アフガニスタン戦争が始まりました。核兵器廃絶と平和な世界の実現をめざす高校生1万人署名活動実行委員会は、「戦争はいけない」という共通認識で、長崎でできることを考えました。

2002年4月、戦争が続くアフガンで学用品が不足していることを知り、アフガンの子どもたちに鉛筆などの学用品を贈ることにしました。先がとがった鉛筆の形はミサイルに似ていることから、武力で報復するのではなく教育を、ミサイルよりも鉛筆を贈ろうということでこの活動が生まれました。署名活動にちなみ、集める鉛筆の目標を1万本として、ミサイルよりもえんぴつを!をスローガンに「高校生1万本えんぴつ運動」が始まりました。

フィリピンとの交流

2002年、高校生1万本えんぴつ運動に賛同して、目標を超える1万3千本の鉛筆をはじめ、全国からたくさんの学用品が寄せられました。アフガンへの支援は市民団体を通じて鉛筆3千本が届けられましたが、現地の受け入れ態勢が難しく、残りの鉛筆や学用品はフィリピンのスラム街にある自立支援施設ブカスパラドへ贈ることになりました。それ以降、毎年実行委員代表がフィリピンに鉛筆を届け交流しています。また、核兵器の恐ろしさについて知ってもらうためにフィリピンの高校生を長崎へ招待し、いっしょに街頭署名を行うなどの活動も続けています。また、2013年にフィリピン北部を襲った台風30号から1周年となる2014年11月、東日本大震災被災地の岩手と長崎から高校生平和大使を派遣、台風被災地の追悼行事に参加しました。

また、交流を続ける中から、経済的な理由で教育を受ける機会に恵まれない子どもたちに奨学金を贈る高校生アジアこども基金が生まれました。

これまでに集められた鉛筆や学用品は、アフガニスタンやフィリピンだけでなく、ペルー・ベトナムなどにも贈られました。また、東日本大震災被災地の子どもたちへも贈られています。

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